学院長あいさつ
北陸大学孔子学院 学院長
周 晴
日中両国は「一衣帯水」であり、長い歴史の中で様々な交流が行われてきました。古くは西漢時代、中国の稲作、青銅器などの技術が日本に伝えられ、両国の祖先たちは危険を恐れずに山を越え海を渡り、両国の交流と発展を促進してきました。隋唐時代は、両国の文化交流が最も盛んに行われました。唐の文化や科学技術、経済、建築、医薬、仏教などが日本社会に大きな影響を与え、日本語と同化した漢字文化は、現在に至っても日本国民に広く使用されています。また、阿部仲麻呂と鑑真和尚など多くの日中文化伝承者の故事は、今も多くの両国国民に広く語り継がれています。
明治維新後、日本は多くの改革を進め、文化や科学技術において急速な発展を遂げ、その結果、多くの西洋の新しい科学技術や新しい思想が日本を通じて中国に伝えられました。政治や経済、哲学などその多くの現代用語は日本から中国に伝えられており、これら現代用語も中国の現代文化と民間交流に不可欠なものとなっています。孫文や周恩来、郭沫若、魯迅など早期に日本留学を経験した多くの偉人は中国の社会と科学技術の進歩に大きく貢献しました。
北陸大学孔子学院は2006年の設立以降、文化交流により両国の発展を目的として各種事業を推進してきました。北陸地域の中国語及び中国文化を学びたい方々に各種授業を提供し、様々な年齢や職業の受講生が中国語や中国語を学びたいというご要望に応えて参りました。中国語は子供向けや初級中国語、中級中国語、上級中国語などの講座を開講し、中国文化では太極拳や篆刻、茶の文化や中国医学、中国の歌などの講座を開講しています。教員の多くは中国から派遣された教学に経験豊富な教員が揃っており、海外に行かなくても本物の中国語や中国文化を学ぶことができます。
北陸大学孔子学院はこのほかにも積極的に各種交流事業を行っています。受講生班を組織して中国語学習や中国文化体験のための中国研修、日中両国の青少年の間では、卓球やバスケットボール、サッカーなどスポーツ交流も盛んに行っています。
日中両国は永遠の「お隣さん」です。中国をもっと知りたいですか?中国語や中国文化に興味がありますか? 北陸大学孔子学院は皆さんをお待ちしています!